自燈明を照らすのが難しくなった

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灯りを置いてどこかを照らすと明るくなるけれど、その分の影が必ずできます。

影を作らないためにはどうしたらいいかというと、照らしたいものの中に灯りを灯すしかありません。

それを「自燈明」といいます。

昼間の明るい時間に月を見つけることは難しく、月の有り難さもあまりないのですが、夜の闇の中ならば三日月でさえ有り難く、見つけやすいもの。

だから世の中が暗くなると小さい光を見つけやすいというメリットがあります。

世の中はどんどん暗くなっていくけれど、自分の外側にある光は見つけやすくなるのです。

自分の内側に灯す自燈明も見つけやすくなるのが本当です。

ところが、世の中が暗くなるにつれて、偽物の灯りも増えたのです。副作用ですね。だからせっかく暗くなっても、自分の外側に小さい光を見つけることが難しくなってしまいました。

そして、それにつられて自分の中に灯りを灯すことも難しくなってしまいました。

外側がどんどん暗くなり、偽物の灯りがどんどん増えてしまい、真偽の判別が難しい上に、自分も暗くなってしまう。

今、そんな難しい時代です。時代といってもここ数年のお話です。

たぶん来年にはもっと急激になっているでしょう。

今は忙しいからもう少ししたら、来年になったら、そんなことを考えていると、本当に自分の外側にある灯りも内側にある灯りもどちらも灯すことが難しくなってしまうかもしれません。

来年は何かと噂される2025年です。気づかない人にとってはいつもと大して変わらない一年に感じるかもしれませんが、感じる人にとっては大きく変化する一年になるでしょう。

今年が大事です。慌てることはありませんが、残りの半年をいつもより大切にしてください。

その気持ちと行動は、未来永劫のあなたを助けてくれます。